サンヨンイチ

アベンジャーズのサンヨンイチのレビュー・感想・評価

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
3.6
MCUフェーズ1のラストであり
クロスオーバー最初の作品。

エンドゲームと比較するとCGの荒さや
若々しさが目立つ。
ソーなんかは特に、地に足をつけた感がすごい。

序盤のアクションシーンでは
それぞれの特徴やスタイルを
それぞれが阻害し、大きな数字同士の引き算的な戦いが繰り広げられる。
徐々にチームとしての結び付きを強めるにつれ、
それぞれが補いあい、掛け算を重ね合わせていく。

団結前と団結後のシーンの違いを映像的に明確に説明していておもしろい。
流れゆくように見せ場を披露しては
次のヒーローへ最高のパスを送る。
さながらアメフトのようで
この辺りもエンドゲームと共通する点にあたる。

世界の中心ニューヨークを蹂躙するチタウリ軍にたった6人で立ち向かう様は
まさに逆境であり
ファーストアベンジャーズに相応しい構図を次々と見せてくれる。

今作からMCUを見始めるというのも
それはそれでありだなあと実感。
また、IWやEGを知らなかったあの頃の自分にはもう戻れないという憂鬱さも再度感じてしまった。