鍋山和弥

インファナル・アフェアIII 終極無間の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

潜入捜査官ヤンと、マフィアの内通者ラウの物語、最終章。ヨン、ヤン、ラウは、警察学校の、同期だった。ヨンは、模範的な、優秀な警官に。ヤンは、才能を買われ、潜入捜査官に。そして、ラウは、実はマフィアで、内通者として、警官に、なった。ポイントは、ヤンもラウも、善人でありたかった所。ヤンは、異母兄弟が、マフィアなため、善人であろうとし、ラウは、生まれながらの、マフィアだが、善人として、警官に、なりたがっていた。3人共、善良な、警官であろうとしていた。それぞれの、やり方で・・・・。環境や、才能の差で、3人は、同じ道を、歩めなかった。ラウは、警官に、なりたかった。ヤンになりたかった。この作品でも、そうだが、ラウは、警官。ヤンに憧れていた。だから、自分とヤンを、重ねてしまう。マフィアである、自分を切り捨て、内通者も消して、善良な、警官としての道を、歩もうとしていた。環境が、違えば、警官の中の、警官になってただろう・・・・。心は、善人でありたいと、思う者が、犯罪を犯す。善なる心だけでは、善行を貫けない。それが、社会なのだと思う。環境、立場が違えば、ラウ、ヤン、ヨンは、掛け替えのない、仲間に、なれただろうし、パートナーになれただろう。マフィアだからといって、悪人とは、限らないし、警官だからといって、善人とも限らない。これが、世の中の、難しい所だろう(--;)
鍋山和弥

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