chinechan

三月生れのchinechanのレビュー・感想・評価

三月生れ(1958年製作の映画)
4.4
これはいい人生映画。若さゆえに男性をうまく立てれずにちょっとしたことでがなり立てる嫁と、それに買い言葉で乗っかってしまう包容力の足りない旦那。
これってどこにでもいる2人と思うのは私だけでしょうか。もし私も17で結婚してたら、こうなっててもおかしくない。

でも何よりジャクリーヌちゃんには美貌があります。どんなにこ憎たらしくても、美しいというだけで偉大なる価値がある。
ジャクリーヌの愚痴を1日聞かされ、謎の日本製のミニチュアキングコングみたいなの買わされる17歳の男の子、更には旦那への当てつけのために浮気相手として名前を出される始末。可愛そうだけど、女とはそんなものです。都合のいい生き物なのです笑。17歳であんな美女から学べて良かったのでしょう。。

何でも手に入れたがる超わがまま美女と、それでもその可愛さに溺れてるオジサマ、これはもうなんというかいつの時代もあるあるというか。。男は若い子が好きだから、、とかよく言いますが、いいんですよ、若い子を好きになっても苦悩はするんです。どっちを取るか、マネージできるかは本人次第...

ラストシーンのジャクリーヌちゃんの表情と隙っ歯も愛らしい。大好きな映画です。
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