【名作を観ようシリーズNo.29】
チェン・カイコー監督作品、レスリー・チャン主演の中国映画の最高峰!
ずっと観たかった作品で、ようやくWOWOWで放送。念願の初鑑賞
1920年代〜70年代の激動の中国を舞台に、時代に翻弄された京劇のスターの2人、蝶衣と小楼の愛の物語。
映像が素晴らしい。
まず冒頭のセピア調からカラーになっていく映像に心を奪われ、
京劇の修行する子供たちの描写に圧倒される。
すごい…、なんという映画だ…
同性愛者・蝶衣役を演じるレスリー・チャンが妖艶。
男性で、こんな演技ができるのか…
実際に同性愛者だったレスリー・チャン
彼なくしては、この繊細な愛の世界は描けなかっただろう。
ラストシーンは、京劇”覇王別姫〟の劇中そのもので、
思わずため息が出るほど…
評判以上の作品!至福の3時間だった。