まさなつ

風前の灯のまさなつのレビュー・感想・評価

風前の灯(1957年製作の映画)
3.7
「喜びも悲しみも幾年月」と同じ年に、同じ夫婦役の二人(佐田啓二+高峰秀子)を使って、こんな軽妙でちょっとブラックなコメディを作っていたとは!

金を貯め込んでいそうな婆さん。それを目当てに同居する息子夫婦。さらに夫婦の兄妹や友達も絡んでくる。さらにさらに、家の外には、金を狙う泥棒三人が、婆さん一人になるのを待機している。

みんなみんな金狙い。金金金な欲深い人々の浅はかで滑稽なコメディ。前半は会話劇で、後半はドタバタしてくる。まあ、笑えます^_^

二枚目の佐田啓二の情けない息子っぷりが良いです^_^

木下恵介監督、やっぱり振れ幅広いな^_^
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