風前の灯の作品情報・感想・評価

「風前の灯」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

どたばたコメディって感じの作品です😌まさかあのけちけちばばあの甥っ子がピストル強盗だったとは!Σ( ̄□ ̄;)
この映画には、金を狙う人ばっかり出てくる。

ある家の金を狙う泥棒三人組(うち一人は雇われ泥棒みたいな男)、姑(田村秋子)と嫁(高峰秀子)が1円単位で金の遣り取りしているが嫁は「早く婆さんが死んで、この家と全財産を欲しい」と夫(佐田啓二)に話したりしている。
その他、姉(高峰秀子)から1万円の金を借りたい妹、ピストル強盗してきて婆(田村秋子)に「全財産を出せ!」と強奪するような男などなど、キリが無い。

婆さんが映画を観に行く時に、新聞を見ながら「なんとか山節考、悪魔のような女、か…」との呟きは面白い。(木下恵介監督が自分の楢山節考をいれているあたりも楽しい。)
また、この映画タイトルだけでなく、劇中で『喜びも悲しみも幾歳月』の音楽を入れるなど遊び心も楽しい。

また、当時の時代を映す「体調不良には、梅干しの黒焼き」なる言葉もグッド。

この映画では、高峰秀子はもともと眼鏡をかける予定ではなかったが、「姑役の田村秋子さんが眼鏡をかけているので、私もかけてみた。平面のダテ眼鏡だけどね」と高峰秀子は話している。

木下恵介監督の軽妙なドラマであった。
「家に人が何人も何度も出入りするから泥棒が入れなくてやきもきする」
というプロットなのに家の間取りを全く活かせていないのが致命的。
平屋だから階段は無いにしても廊下は?襖は?窓は?魅力的なカットがまるでない。
『たそがれ酒場』の百分の一も室内美術と撮影への感覚が尖ってない。
意味不明なアップも多いし木下恵介は実験的なことやると大抵失敗するな。
まさか、ピストル強盗があの強欲ケチババァの甥っ子だったとはね~😱
「ホームアローン」よろしく、亭主の居ぬ間を狙う強盗3人組。だが今日に限っては、家内トラブル続きでてんやわんやの大騒動。強盗する隙すらありゃしない。

人の出入りと組み合わせで話を進めていく手腕がお見事で、感覚としては出来のいいシットコムを見せられたような収まりのいい作品でした。

このレビューはネタバレを含みます

こそ泥3人、盗みに入らなくて良かったね!もしも、あの場にいたら、拳銃強盗に殺されてたかも知れない。上には上が居たんだなぁのこそ泥の台詞が印象的。ドタバタコメディで面白かった。
まさかあの強欲ケチ婆の甥っ子がピストル強盗だったとはΣ(゜Д゜