うめ

ふたたび swing me againのうめのレビュー・感想・評価

ふたたび swing me again(2010年製作の映画)
2.5
かなりライトなハンセン病モノ。
こういう作品も、
初心者向けの入門編としては
アリなのかもしれない。

ただ、補足すべきことは山ほどある。

ハンセン病患者が国策の犠牲になったこと。
ハンセン病は極めて感染力が弱く、
事実上ほとんど感染しないこと。
間違った情報や知識によって
取り返しのつかない多くの差別や
偏見を生んだこと。

そして、今また新型コロナで差別や偏見、
誹謗中傷が繰り返されていることは、
覚えておきたい。

とは言え、
「砂の器」にしても、
老人と少年がふるさとを捨てて
なぜ放浪しなければならなかったか、
詳しく説明してはいないのだから、
目くじらたてるようなことではない。

それよりも、
今回のハンセン病元患者である祖父は
重い障害がなく見た目で差別を受けない印象。
ハンセン病患者に対する問題において
見た目の問題は大きい。
賛否両論あるとは思うけど、
そこはもう少し踏み込んでも良かったのでは。

実在する香川大島青松園が出てくるんだし、
例えば、
実際の元患者が友人役とかで
出演する場面があっても良かった。
うめ

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