少し前に撮っておいて見ていなかったのを、財津さんの訃報を聞き、先週末に観る映画に選んだ。
またこのレビューを書いている最中に犬塚弘さんの訃報まで…お二人、味のある良い俳優さんでした。
財津さん、1995年に脳梗塞を患い、リハビリで少し麻痺が残るも仕事に復帰でき、2010年のこの「ふたたび」が最後の映画出演になり、2011年の金八先生のドラマを最後に奥様の具合が悪く芸能活動を休止していたとか…テレビで見ないなあとは思っていたけれど、タケモトピアノのCMはつい最近の2023年9月まで流れていた。契約終了後の10月に亡くなるなんて…
そしてこの映画の協力にタケモトピアノが!
体力に自信が無いと断っていた出演を、塩屋監督の熱烈な説得で承諾したとか。
その塩屋監督もこの映画から3年後に56才の若さで急死…
そんな事を想いながら映画を見て、ラストシーンの「ここにいたのか…」でホロホロと泣けてしまった。
と、鈴木亮平さん!初主演だったこの映画は、軽〜い大学生を演じ、まだ初々しく若くて髪長!
ただ、この映画は「ライ予防法」の過酷な実態も、もう少し描いても良かったのではと思う。
ハンセン病を描いた映画は樹木希林の「あん」もあったが、こちらも良い映画だった。