伊緒

天使のくれた時間の伊緒のレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.0
「ラララ…の意味は君を愛してる」

1987年、仕事のためジャックは海外へ行ったことで学生時代からの恋人ケイトと別れる。13年後、金も名誉も手に入れ、女にも不自由しない最高の人生を送っていた。しかしひょんなことから、ケイトと結婚し2人の子供がいる、全く違う人生を経験することになる。


よくある、「家族や愛以外はみんな持ってるけどそれってホントの幸せ?」ってテーマなんだけど、ジャックが元の世界に固執するのは冷たい性格だからなんじゃなくて、"13年かけて必死で築き上げてきた今"がなくなったからなんだと思うと至極真っ当な気がした。"人生の目標がない生活"を受け入れられないと嘆く気持ち。ただ単にお金がない!ってことに落胆してる訳じゃないんだなと思うとジャックに同情してしまう自分もいて。

予想通り、家族の大切さに気づいていくんだけど、じゃあ今度は家族と仕事を両立させよう!って発想がすごくシンプル。そうだよね、そうなるよね。

展開が自分にとってとても腑に落ちるもので、観ていて気持ち良かったです。

ケイトは申し分なくキレイだし、それだけじゃなく母性に溢れていてとても素敵な女性でした。目や言葉や態度からジャックのことをどれだけ愛してるのかが伝わる。ジャックが冷たい言葉をかけた時の寂しい顔が印象的。この人にはずっと笑ってて欲しいな。

娘とタッグを組む感じも良い。
おむつの替え方が下手すぎるとか、笑えるシーンも豊富。
ああ、この時はニコラス先輩はイケメン枠だったんだなって思った😅あとドンチードルが若い。

長々書いたけど、家族を大切にしようと思える素敵な作品。子供のことを守らないと!=家族を大切にする、じゃなくて、それを踏まえた上でパートナーのこともちゃんと尊重することが大切なんだなって思った。素敵な夫婦像でした。エンディング好き。

「ケイトを抱けるのは世界でお前ひとりだけ」って考え方も素敵。