街角のアレン

灰とダイヤモンドの街角のアレンのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
4.0
ナチスから解放された戦後ポーランド、共産党幹部の暗殺を試みる若者の話。
主人公のマチェク、まるでジェームスディーンの醸す儚さと愛嬌がある。
ラッセルが西側を皮肉りソ連の若者の幸福に言及したけれど、まさにワイダの三部作はずっとそこを突いてくる。大義の犠牲とまで言ってしまえる、そう簡単なものでもないと感じる。
希望、絶望、開放、三作とも違った光を見て終わった。