とにかく真田広之さんの演技が素晴らしい!!
藤沢周平の原作。
藤沢周平の妻を亡くし幼子を育てるという自身と同じ境遇の清兵衛に、妻を亡くした男の日常とその心情がより伝わってきてとても良かったです。
また、幕末の平侍の暮らしや置かれた立場など、とても興味深かったです。
なんといっても、山田洋二監督の時代劇の描き方がほんと素晴らしい。
夜の部屋の薄暗さとか、身分の違いによる着物のコントラストなど、当時の時代感がリアルに伝わってきました。
山田洋二監督×藤沢周平の他の映画(「武士の一分」「蝉しぐれ」など)も観たくなりました。
真田広之さんの良さにつきる…、映画です。