こぅ

黒い家のこぅのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
3.9
'22〜'23冬のホラー/ミステリー祭③

偶には邦画、偶邦シリーズ④

【ハル】が良かった故森田芳光監督による、
韓国リメイク*もされた【サイコ・ホラー・コメディ】ようやく鑑賞。


若槻慎二(内野聖陽)は、生命保険会社の北陸支社で保険金の支払査定に忙殺されていた。
ある日、顧客の菰田(西村雅彦)の家に呼び出され、期せずして子供の◯◯◯◯◯の第一発見者になってしまう。
以来、菰田とその妻・幸子(大竹しのぶ)から執拗に保険金を請求されるが、彼らの不信な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す…。


終始陰湿で不穏なシリアス・サイコ・サスペンスを想像していたのだが、、
冒頭、シリアス〜頼りない内野、大竹、特にキョドった西村(カツラ被った今泉にしか見えない)登場で、これコメディか⁈
若槻の調査開始辺りは、シリアスに〜
って、どっちなんだ⁈駄作確定か⁈

ミステリー(犯人当て)要素は鼻っから狙っていない脚本が潔い。


そして、[恐怖と笑いは紙一重]。
最早、ホラーと化 した見どころクライマックス、
幸子から若槻への濃厚なキス口撃のあと、伝説⁈の「◯、しゃぶれ‼︎*」はキョーレツ迷言⁈で、思わずしゃぶってしまう若槻が笑える。
その後、「下手クソ〜‼︎」浴びせるパンチもキョーレツ‼︎
コメディで締める⤴︎

大竹しのぶは、面目躍如の快演‼︎

冒頭の作風は不安になったが、原作は恐らくシリアス(怖い)だろうを、トータル的にコメディ化した大森の脚本(キャスティングも)が見事成功で、怪作 に昇華したと思われるが、シリアス路線の原作ファンからしたら 否 もあるだろう⤵︎


*注記
*このムードのままリメイクするとしたらアジアよりハリウッド製のが相性良さそうだ。

*大竹しのぶ本人のものでは無い⤵︎
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