しの田

黒い家のしの田のネタバレレビュー・内容・結末

黒い家(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 大袈裟な演出と演技で、ギャグ風味にテンポよく話が進んで楽しい。あくまでもコメディ路線の可能性を残しつつ、日常風景からはみ出すことはない。そのために、明らかヤバい人物から逃げるという行動が取れない。良い。怖い。
 車ごと行方不明…という時点で、生きているだろうな、職場に来るだろうな、というのは読めた、それからもうひと盛り上がり、よろしい……しかし! 急に変な方向に盛り上がってしまってこちらとしては大いに白けた。
 なんですぐ逃げない! 安心するのは早すぎ! とかいうホラー苛つく描写あるあるをここにきてやってのけ、大竹も意味不明のハッスル。突然虐待の事実を言う? そういう理由があったんじゃサイコパスじゃないじゃん。
 ラスト以外は非常に良いホラー。すごい怖い。若槻さんの異様なビビり方が一番怖くて良かった。
しの田

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