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太陽と月に背いてのpilotisのレビュー・感想・評価

太陽と月に背いて(1995年製作の映画)
3.1
小さい時に一瞬だけナイフで刺すシーンを見かけて(レオ様時代)「おっさん気持ち悪」って思ったけど、今見ると「わかるわ…」と少しの共感と愛着が湧いた。

天才で若く美しいランボーに、ヴェルレーヌは彼自身よりも大きな神のようなものを見ていて従いざるを得ないんじゃないのか。そういうのは年齢差のある同性(同性愛?)が主人公のものでよく感じる。そして年長者の方がリスクが高く惨めになりやすいー辛い…

若干古い映画でクラシックな背景なのに現代まで時空を超える当時のディカプリオの美しさがすごい。それだけで見れて良かった…
若いランボーの振る舞いには、若さ特有の尊大さとか甘さ、「働け」と思ったけど、天才はそういうものなのか、人間の本質の一部なのか。

ヴェルレーヌの手(綺麗な手)をナイフで刺す時とランボーが発砲された時、痛みをあまり感じないようだったのに対し後半での足の痛みはそれとは対照的だった。

図書館で見つけやっと見られた!嬉しい。
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