順慶

ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオンの順慶のレビュー・感想・評価

4.2
プロフィールでことわっているように、評価が高いとはいえ、ススメているわけではありません。この作品は、子どものころ映画館で見た記憶と、そのあと原作マンガも買って、アニメージュのマンガも買って読んでいた。
個人的な思い入れが強い作品。

安彦良和の名前は、「クラッシャージョウ」で知っていた。映画の監督であると同時に、原作小説の挿絵としても安彦良和の名前は記憶されていた。

で、本作。何年振りに見たのだろうか。中高生にテレビ放映の録画を何度も見返していた記憶がある。30年以上は経ってしまっているな。当時「ネオ・ヒロイック」という言葉にもわくわくしたことを思い出す。

展開も早くて楽しい作品だった。
ギリシャ神話をモチーフのストーリー。
改めてみると、アリオンが身内に翻弄されているだけのようにも思える。まあギリシャ神話ってそんな話も多いか。
で、アリオンの個人的な戦いに、民衆を巻き添えにしてもいいのかよって思ったりもした。アリオンにいつの間にやらカリスマ性が備わっている。
少女レスフィーナも助けられるだけの存在ではない。

音楽が久石譲だったことは初めて知った。でも、「ナウシカ」や「ラピュタ」なんかも思い出すのは、音楽だけのせいだけじゃない。「スターウォーズ」なんかも感じた。物語の原型なのか。

アマプラで再生したら左端のテイティングに、「肌の露出・暴力」と出てきた。暴力の方はわかるけど、肌の露出は、セネカのあれか? 確かにあのシーンは、記憶に残っていた。
順慶

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