このレビューはネタバレを含みます
一人称ナレーションだと。それもタイムスリッパーかよな宇野重吉ボイスだと。フィルムノワールやクトゥルー神話が去来し。不穏ととってしまう自分がいる。赤いシリーズの百恵。トンネルをはしりぬける友和。金田一かよ。これは悪魔の手毬唄のような。口減らし少女の呪いの。伝奇旅情ホラーミステリーにちがいない。そんな姿勢でみてしまう自分がいる。事実。犬をおいかけ。まよいこんだ女郎屋の裏界隈で。うられかわりはてた幼馴染に再会するとか。どこかシンシンデレラ姫かよなダークファンタジー味。伝染病ホラー味。この時代は座敷芸が向かいの離れからみれるとか。往年の名落語家諸氏の芸もみれる。とかいう民俗学的メディア論的な興味もそそられる。ま百恵友和の場違いさがよく作用し。ういた二人の唐突な運命のすれ違いが。タイムリープsfメロドラマじみた不思議さ変さ。nhk少年ドラマシリーズ的。封切り時の同時上映作品はエスパイだ。