ダンクシー

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカのダンクシーのレビュー・感想・評価

4.2
「アメリカに行けば何とかなるだろう」

実在のバンドを売れない最悪のバンドとして描いたロードムービー。このオフビート感がめっちゃいい。全員が揃って演奏してる時がバチくそイケてる。見た目は変なのに、格好いいんだよなぁ。。ジム・ジャームッシュが出てきた時はビックリしましたが、彼も似たようなタイプなので納得。結構好きだったが、映画好きになる前の自分が観たら何じゃこりゃって言ってつまんねぇって評価をしていたと思う笑

不良の象徴リーゼント。日本で言う氣志團みたいな。まず絵面のインパクトが凄いんですよね。地味に赤ちゃんもリーゼント!面白いのが、尖っているのは頭だけでなく靴先も。そんな変人たちが繰り広げる脱力感満載のストーリー、と言っても色んなバーを回って演奏するだけなんですけどね。Born to be wildを演奏した時はこっちもテンションぶち上がりで一緒に歌ってしまった!

飛行機で英語の勉強したり、金のせびり方とか車から大量のビールが溢れるとことか、棺桶からリーゼントとかが飛び出てたりとか、基本シュールで「フフッ」と笑える。ゆる〜くテキトーに楽しめる作品だと思う。

ブルース・ブラザーズ然り、カントリーを馬鹿にするくだりが最高におもしろかったなぁ。ここは爆笑した。てか、この映画自体ブルース・ブラザーズと同系統なんですけどね。
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