kaorui

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカのkaoruiのレビュー・感想・評価

3.5
シーンが切り替わると、決め決めの構図の中に無表情で佇むカウボーイズ達がいて、シュールで哲学的ですらあるのだが、1秒後にはベタに笑ってしまう。
車の屋根に貼り付けられた棺桶の蓋を突き破って飛び出すリーゼントと尖った靴の先っぽが風に靡く絵が何度も何度も出てくるのだが、遂には楽しみになってしまう。

演奏シーンは絶妙に外してくるが、選曲含めてカッコよい。ニッキーテスコが加入してから俄然ロック感が増し燃えるのだ。
三船敏郎枠のカリ・ヴァーナネンが良い味で、でっかい鯛を抱えてメキシコの荒野を彷徨う様に大爆笑してしまう。
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