かえるのエリー

007/慰めの報酬のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
3.5
出産と育児の間にシリーズ物に取り残されているのがいくつもあるのだが、先日M:Iを制覇し、スパイディも追いつきつつあるので、新作に合わせてこちらも頑張り始めた。

突然始まるカーチェイス、一息ついたと思ったら、パルクール的追っかけっこ。その後も海上戦、空中戦と、怒涛のアクションの連続だ。前作から続いているので、未鑑賞の人には「?」が浮かびそう。私は細かいところまでは覚えていないが、あの拷問と、恋人エヴァ・グリーンの最後は覚えている。そりゃぁ怒りで復讐に走っても仕方なし!?

本作監督作を見ると、過去に2作も観ている事にびっくり。そして全く系統が違う事にまたびっくり。アクション物を撮りたかったのだとしたら、正直言ってあまり向いてないのでは。そう感じたのは多分、アクション量が多けりゃいいってもんではないんだろうね。メリハリが大事かと。女性陣にもさほど共感持てなかったし。(石油漬けの彼女も、軽く関係もっちゃダメよ。。)

その他、オープニングはやたらアーティスティックな演出で、入口から007感が薄い。エンディングで辛うじて主題歌流れたけど、遅いよな。

キャストは前作のマッツもよかったが、今回もグリーン演じたマチュー・アマルリックのネチっこい悪役がハマってた。