あくとる

007/慰めの報酬のあくとるのレビュー・感想・評価

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)
3.0
【2021.9.26@Amazon Prime Video】
クレイグボンド最終作へ向けて復習、その2。

一般的に評判が芳しくない本作。
『カジノロワイヤル』の観賞後だと、やはり見劣りしてしまう。
なまじストーリーが直結しているだけに比較するなというのも難しい。

まず、テーマ曲に訳詞が出ないのは権利の問題だろうか。
クールなオープニングだけに残念。

アクションは頑張っているのだが、どうも既視感があって驚きがない。
また、頻繁にカットが切り替わるので少々観づらい。

ストーリーの起伏が乏しく、盛り上がりに欠ける。
悪役は絶妙なキモチ悪さはあるものの、華がなく、小物感が強い。
ボンドガールも特別なヴェスパーの後だとさすがに部が悪い。

総合すると、致命的な欠陥があるわけではないが、見所に欠ける薄い作品。