"復讐の相手は?"
"まだわからない"
一旦、過去の感想を再投稿。
【STORY】
ヴェスパーの死を引きずるボンドは、前作の黒幕を調べるうちに、政治絡みの壮大な揉め事にも巻き込まれ始める。
【感想】
ボンドは『消されたライセンス(1989)』でも復讐に燃えていましたが、『消された〜』は特に "復讐" をフィーチャーしたようには感じず、割といつも通りのアクション映画だったイメージです。
今作は純粋に "復讐心" "復讐の果て" を描く復讐劇テイストに感じました。
同じように復讐に燃える人物カミーユを前にして、彼女に語りかける言葉が自分への言葉にもなる。
ボンドの心の変化がしみじみ伝わってくる作品でした。
上記のようなテーマがメインなので、他の要素は少々インパクトに欠けていた気もします。
前作でエヴァ・グリーンとマッツ・ミケルセンが出演していたため、個人的にはキャストが見劣りしてしまったような気もします。
ただ、テーマや焦点が色々と散らずにメインの "復讐" の部分に絞れた作品だった気もするので、最終的に良い形で終わった気がします!
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観た回数:2回
直近の鑑賞:DVD BOX(20.05.05)
Amazon Prime(21.09.16)