なにやら原作者のスティーブン・キングはかのジョン・レノン射殺事件にインスパイアされてこの話を書いたと云われているが、まァ久しぶりに観たら怖いのなんの面白いのなんの。
勿論この演技でオスカーを取ったキャシー・ベイツの熱演はつと有名だが、ほとんど寝たきり状態の演技のベテランのジェームズ・カーンの受け身のお芝居があってこそと改めて思う。
雪に閉ざされた人里離れた民家に人知れず監禁された人気作家とゆうシチュエーションは日本ではなかなか描きずらいし、アメリカならではとゆう感じもする。
老保安官役のリチャード・ファーンズワース、自分はこの人が大好きで、【ナチュラル】のプロ野球チームのコーチ役とか1985年版の【赤毛のアン】のマシュー役とか名演技が色々あって、この映画でも田舎町の治安を守ってきた保安官の人柄の良さがにじみ出るお芝居が光ってる。
非常に映像化しずらい題材を手堅く仕上げたロブ・ライナー監督の演出も素晴らしい。