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ミザリーのKのレビュー・感想・評価

ミザリー(1990年製作の映画)
3.8
珍しいマッチの付け方。軽快な音楽の中テンポよく事故る。とろ〜りスープ。尿瓶。豚のミザリー。オイルを掛けながらのトーク。舞い上がる塵。高級紙ドーン。伸びた爪。ガラスのペンギン。グラスの中身。絶望ワイン。印象的なチャイコフスキーの音楽。ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23、ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」。説明の省き方が上手い場面転換。「人間の正義を超越した正義」。緊張で手の置き方を考えるポールのリアルさ。刑の執行。狭い空間、少ない登場人物ながら飽きさせない展開。音や映像でびっくりさせない良心的な作り。極端に描かれてはいるものの、自分の人生に影響を与えた作品のある人ならアニーの姿に共感できてしまう部分はあるかもしれない。キャシーベイツは体型こそ崩しているけどお肌ツルツルで綺麗に見えた。保安官補佐ヴァージニアが心配。とにかく主演二人の演技がすごい。薬物の投影。
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