高橋早苗

となりのトトロの高橋早苗のレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
3.9
冒頭から
まるでハッピーエンドみたいな景色が次から次へと展開される

…誰でも一度は
体験したことがありそうな
ことばかり
(え?トトロはいないって?
 ◯◯がいるって、信じてたでしょ?^_^)


初めからハッピーエンド
それはすべてを内包しているから。
つまりいつものこと

不思議(と思える)出来事も
目に見えない存在も

すぐとなりの日常に
転がっていて
いつでも会える


いつでも今。
いつでも今が、完結してる。
いつでもハッピーエンド。

私たちの毎日も
いつもハッピーエンドで、ただそこに
不足を観たり
願望を観たり
違う結末を思い描いて
危機感いっぱいになったり
もっと楽しみたい!と
あれこれくっつけたり
してるだけ。


この映画を
ノスタルジーとして受け取れば
どこか他所ごと

子ども時代のリアルと観るなら
不思議も
お弁当のおかずくらいに
いつものこと、になっちゃう^_^


自分を“大人”と呼べる私たちは
こうして映画から
受け取れるのよね

“懐かしい”おかずか
今食べたいおかずか、をね^_^
高橋早苗

高橋早苗