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となりのトトロのhzkのレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
5.0
何十回も観たのにまた観ちゃう。金曜ロードショーでやるの見逃したことないと思う。子供の頃にトウモロコシ食べながら観た時より、大人になって1人暮らしで煙草吸いながらの方が深く味わえた。最初から泣きっぱなし。わしゃ疲れてんのか。
お母さんのお見舞いシーンでもうダメ。いつも明るくて元気な2人も、お母さんが傍にいない寂しさを常に感じてるんだよなぁとポロポロ。特にサツキが良い子すぎて泣く。久々に会うお母さんに髪を梳かしてもらう時の表情とか、繊細な少女の心をさりげなく描写する駿は天才で変態。お母さんに憧れる女の子って可愛すぎる。そんな寂しさを一番分かってるのもお母さんだと思うと更に。
しっかり者で文句も言わずにお弁当まで作るサツキが「お母さん死んじゃったらどうしよう」って泣くシーンは毎回つられる。ばぁちゃんの優しさも大好き。強いお姉ちゃんが泣くところを見て自立心の芽生えるメイも泣ける。結局迷惑かけまくりなんだけど可愛いんだよメイちゃん!
そしてそしてカンタよ。アシタカよりハクよりも、ジブリNo. 1良い男だと思ってる。一回通り過ぎてからの傘「ん!」もメイちゃんに「行こうよ」って言うとこも、「俺が行くからお前は戻れ」も、可愛い〜〜大好き〜〜🙄不器用な優しさってたまらなく愛おしい。息子にしたい。終盤で「サツキ」「カンちゃん」って呼び合う2人も可愛い。
有名な都市伝説も、もしかしたら本当かもなと思わせるような一瞬見過ごしそうな不気味さをフワッと感じさせるのもさすがジブリだなぁと思う。バス待ちの時の稲荷神社とか。
子供から大人まで、とか、色褪せない、とか、ジブリ作品に相応しい言葉だなぁとしみじみ思う。いつまでもずっと好き。
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