ぶらぴーにょ

大巨獣ガッパのぶらぴーにょのレビュー・感想・評価

大巨獣ガッパ(1967年製作の映画)
3.0
製作年1967ってキングコング対ゴジラの五年後じゃないですか。
なるほど、特撮人気にあやかった訳ですね~。
ゴジラとガメラに隠れる日本怪獣ギララとガッパの一翼。

ストーリーは初代モスラに近く、島民から奪ったものを探し求めて怪獣が街を暴れまくる。そして何故かタコを咥えているという。
何ともステレオタイプな島民(黒塗り日本人)となぜか日本語をしゃべるというご都合設定。男の子は場面によって肌の黒味に差がある。

特撮は精巧に作りこまれたミニチュアと当時としては斬新な人がいる建物を足で突き破るシーンや津波に飲み込まれるシーンなど東宝特撮ではあまり見られなかったアイディア。
水中描写がチープな割にガッパが海面から浮上するときにジャグジーの如くボコボコさせまくる過剰演出。
0距離助走で浮上するガッパには若干苦笑。

仕事に打ち込む企業戦士とガッパ親子の対比がドラマの肝ではあるが、中途半端でなんとも言えない。