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メメントのHITのネタバレレビュー・内容・結末

メメント(2000年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン映画のルーツを感じる作品。

最終場面から時間軸が逆行するカラーシーンと過去から順行するモノクロシーンを交互に織り交ぜることで、最終的に両者が混ざり合い真実が浮かび上がる。

時間が逆行するシーンでは、主人公の記憶障害を視聴者も一緒に味わうことができ、徐々に明らかになっていく真実と疑いが深くなっていくキャラクターを通したハラハラドキドキを楽しめる。

我々は当たり前の様に自分の記憶が正しいと思い、自分の世界をリアルだと感じている。それが本当かを問いかける、「水槽の中の脳」「世界の起源は5分前説」といった思考実験を思わせる、面白い映画でした。
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