new

メメントのnewのネタバレレビュー・内容・結末

メメント(2000年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

妻を殺した犯人を記憶障害の男が探す話…。

時系列が逆に描かれており、主人公レナードの復讐は物語の冒頭で成し遂げられます…。
しかしそれが正しいものなのか、どの様な事が起こったのか、それを徐々に遡っていき真相が判明していきます。

物語の構成はとても面白い。しかし本当に見ていて疲れる。話の流れが全く逆になるので、あぁここでさっきの所に繋がるのかとなります。なので物語が頭の中でとても整理しづらい。さらにこの映画を見ているこちらは過去の話が分からないので、まるで自分が主人公のように短期記憶障害になった様な疑似体験が出来るのです。

レナードは、記憶をなくなっても困らない様にありとあらゆる所にメモをとっていました。その為、自分は他人に騙される事などないと考えていました。しかし実際、彼は他人にいいように使われ、自分にもいいように使われていたのですね。

レナードが言っていた記憶は身体にも宿るのではないかという話。記憶がなくても空虚感を埋めるために復讐をし続けようとするレナード自身に言えることだったのではないですかね。

混乱する映画。
new

new