ブタブタ

JMのブタブタのレビュー・感想・評価

JM(1995年製作の映画)
1.0
原作はウィリアム・ギブスンの短編『記憶屋ジョニー』でギブスンが脚本も書いている。
芸術家で写真家ロバート・ロンゴの唯一の監督作品。
やはりと言うか若気の至り(?)で新進気鋭の芸術家が映画に進出して失敗する例のパターン。
ロバート・ロンゴの写真って何故か映画の中でギャングのボスの部屋に飾ってあるって演出が多い気がして。
確か『キック・アス』のギャングのボスの部屋にも飾ってありましたね。
本当はウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』をやりたかったんじゃないでしょうか?
それが到底無理と分かって結局コレに落ち着いたみたいな。
楽しみにしてて見に行って超ガッカリした記憶が。
資本主義の末期、巨大企業と暴力組織yakuzaが支配するディストピアは魅力的な世界観ですし『ニンジャスレイヤー』やジャック・ウォマックの『アンビエント』シリーズなど同テーマの面白い作品があるのでここらで一発誰かがブレードランナーとは別の進化を辿ったサイバーパンク・ディストピア映画を撮ってほしいです。
ブタブタ

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