第一次大戦の空軍パイロットの成長を描いた作品。
ものすごい超大作。スクリーンプロセスも使ってるけど、実際に撮影しているシーンも多数あると思う。空から、町に爆弾を落とす場面など、本当に爆発しているようにしか見えない。
飛行機やモブの数もすごい。舞台になっている場所も広大で、とにかくスケールの大きさに圧倒される。
映像の表現においても素晴らしくて、トーキーの作品にあるような、非常に細く凝ったカット割。
飛行機のシーンは、後の多くの作品に影響を与えていると思う。飛行中のパイロットを写した場面でも、前からと後ろからのカットがあって、本当に丁寧に作られている。
最後も、単に戦争に勝った!で終わらず、戦争の悲惨さを描いていて、良いと思った。
「素晴らしきサイレント映画II」