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つばさのhummingbirdのレビュー・感想・評価

つばさ(1927年製作の映画)
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第一次大戦の空軍パイロットの成長を描いた作品。

ものすごい超大作。スクリーンプロセスも使ってるけど、実際に撮影しているシーンも多数あると思う。空から、町に爆弾を落とす場面など、本当に爆発しているようにしか見えない。

飛行機やモブの数もすごい。舞台になっている場所も広大で、とにかくスケールの大きさに圧倒される。

映像の表現においても素晴らしくて、トーキーの作品にあるような、非常に細く凝ったカット割。

飛行機のシーンは、後の多くの作品に影響を与えていると思う。飛行中のパイロットを写した場面でも、前からと後ろからのカットがあって、本当に丁寧に作られている。

最後も、単に戦争に勝った!で終わらず、戦争の悲惨さを描いていて、良いと思った。

「素晴らしきサイレント映画II」
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