ピロシキ

天国と地獄のピロシキのレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
3.9
結局のところ、天国とは裕福な境遇のことであり、ゆえに地獄である理由は、何を隠そう「貧困」にあるということ。長い時間をかけて謎が少しずつ解けていくなかで、犯人の抱える生々しい苦悩が現実味を帯びていき、容赦のないラストシーンで、いよいよ露わになる。

かの有名な特急こだま (まだ新幹線ですらなかった時代...!) のシーンは、聞きしに勝る緊迫感。ミスの許されない一発録りのプレッシャー、痺れますね。
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