観たのが一昨年くらいなのでうろ覚えだけど、「シティ・オブ・ジョイ 世界を変える真実の声」を観たのでついでに。
この映画を観た後にコンゴの歴史について調べたもんなぁ。
豆知識として、アフリカの地図を見てみると国境が直線になっている国が多いことが分かります。
これは多くのアフリカの国が植民地になっていたからで、国境を宗主国たちが話し合いで決めたから。
「シティ・オブ・ジョイ」のレビューでも書いたように、コンゴはベルギー国王の私有地(植民地)になっていた。
しかし1960年に独立。
その際に首相になったのが、この映画で描かれるルムンバ。
元々はビールの販売員として頭角を現し、持ち前の話術と地頭の良さで首相に上り詰める。
ただ、命をかけて独立を目指したのに、その盟友ともいうモブツからも狙われる。
とにかく独立直後で法もへったくれもない混乱の最中、ベルギー含む欧米などからも狙われたコンゴ。
それだけ肥沃的な大地があり、鉱物や資源などが豊富だったんだろう。
映画としては淡々と進んでいった印象だけど、真に国のこと、民のことを考えた人が殺されて強欲なモブツが独裁政権を握るという虚しさを感じた。
今もコンゴは平和とは言えず、庶民は苦しめられている。
いつの日かまたルムンバのような人が政権をとり、人々が普通に暮らせる国になって欲しい。