ちろる

すてきな片想いのちろるのレビュー・感想・評価

すてきな片想い(1984年製作の映画)
3.4
バースデーの日に一番願ってた願い事が叶う!
1地味目な女子が、学年一かっこいい先輩に見初められる!
イケメンスポーツマンでみんなから憧れのその先輩は、実は真面目でわりと純粋だなんて笑
もう、めちゃくちゃファンタジーじゃないですか、、笑
正直書けば、核であるラブストーリーの部分はなんとも捻りのない、子どものお伽話かよ!っていうハッピーエンドなんだけど、楽しむのはどちらかというと一年生のオタク男子の童貞卒業物語の方がインパクトあります。

ただ!!
ヒャッハーすぎるカオスなパーティーシーンや、パンツ鑑賞会、無免許運転は良いとしても、
何と言っても雑すぎるアジア人差別(黒人差別もちょっと)はちょっと目に余る。
差別表現もストーリーに意味あるなら仕方ないけど、このシーンいる??っていう中国人留学生へのいじり方。
登場するたびにチャイニーズドラム音もイラつくけど、たまに日本風音楽とか着物も着させる雑さがこの時代らしい・・・

ともあれ、これらの差別表現に目を瞑りさえすれば、主人公の女の子素朴で嫌味なかったしらもっとほっこり観られるし、何よりもろ80年代の独特なファッションやカルチャー堪能できて楽しめる。
ハッピーな青春ラブストーリーを何も考えずに観たい人にはおすすめの作品です。
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