ラグナロクの足音

マッチスティック・メンのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)
3.2
紳士的で優しく、その巧みな話術で人々の心を癒して騙す腕利きの詐欺師ロイ・ウォラー(ニコラス・ケイジ)は、そんな表の顔とは裏腹に、彼は極度の強迫神経症を患い、そのことが波及して潔癖症も患っていました。そんなある日、ロイは強迫神経症の薬を飲もうとして水と一緒に流してしまうことに・・・・。薬の力に頼れない彼の精神状態はボロボロになっていき、とうとう仕事どころか、日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。そんな彼を心配した詐欺仲間で相棒のフランク(サム・ロックウェル)は、彼に精神分析医のクレインを紹介します。ロイはクレインの元を訪れて診断を重ねているうちに、彼のその強迫神経症の障害は14年前に妻と離婚したことが原因であり、また、当時妊娠していた妻が無事に娘を出産していることが告げられます。そしてクレインはロイに病気を治すきっかけになると、現在14歳になった娘のアンジェラ(アリソン・ローマン)と会うことを薦めます。初めはそのことに抵抗したロイでしたが、自分の娘がどのように成長したのか興味を持ち、ついに会うことを決意します。会うことになった2人は突然現れた家族に困惑しますが、会っていくうちに2人は次第に心を交わしていくことになります。そんなある日、2人はちょっとしたケンカにより、ロイは自分が詐欺師であることをアンジェラに明かすはめになりますが、アンジェラはそんな彼に驚くべき提案をします。なんと彼女に詐欺を教えてほしいとロイに頼みます。最初はその提案に強く反対するロイでしたが、次第に彼女の熱意に押されてついには詐欺を教えることに・・・・。そして、この頃、ロイがフランクから持ちかけられた大規模な詐欺案件を進めていたところ、予定が狂い準備が整わない状態で急きょアンジェラを巻き込むことになってしまいます。果たして、ロイ、フランク、アンジェラの大規模な詐欺案件は成功するのか。しかし、そんなロイに最後大どんでん返しが待ち受けていることを、この時ロイは知る由もありません。
ラグナロクの足音

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