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夜霧の恋人たちのENDOのレビュー・感想・評価

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)
4.0
ひょんな事から探偵になるレオー。たまに出てくる不穏な連中。マジシャンの愛人らしき依頼主は革手袋。最期に出てくるストーキング男の深淵な告白に食らう。崇高な存在であるセリッグさんからのネクタイと手紙。レオーじゃなくても興奮するし、返信のあとのビックリするぐらいの速度で一度きりの関係。嫌われ店長ことロンズデールさんの嫌悪の理由を探るべく身辺調査、無意味すぎて本当に好き。包装の不器用ぶりもレオーらしい。『ビフォア・サンライズ』的な出会いかと思ったら、ジャドさんはたまにしか出てこない。軽いタッチながら取り返しのつかない瞬間が何度も出てきて、その運命の悪戯になんだか泣けました。
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