上海十月

惑星大戦争の上海十月のレビュー・感想・評価

惑星大戦争(1977年製作の映画)
2.4
WOWOWがこの「惑星大戦争」と「宇宙からのメッセージ」を連続放送してくれたので久しぶりに「惑星大戦争」を見る。どちらかと言うと「宇宙からのメッセージ」の方が、たまに見ながら時代劇チャンバラSF映画だなぁと思いながら、ツッコミながら楽しんでいることが多い。本作も久しぶりに見てみると「シベ超」並みの展開で詳細は、皆さんが見るのを諦めないのなら本作をご覧ください。浅野ゆう子はとにかくかわいいので許せる。轟天の乗組員のユニフォームは、当時流行していた「宇宙戦艦ヤマト」にかなり影響されてる感じがする。轟天号乗組員の男性のユニホームがワークマンで売ってるような帽子とシャツなのでは今更ながらに笑えてしまう。主役はなぜか松竹から森田健作が来て沖雅也と浅野ゆう子を取り合うのだが、沖雅也がどうしても女性に興味を持つと思えないのと涅槃パイロットなんでどうせ死ぬんじゃないかと思ってしまうのでワクワク感が足らないかも。本作は「スター・ウォーズ」公開前に突貫工事作ったことが有名であり、中野昭慶監督がハワイまで行って見てるはずなんだが映画の読解力が悪いのか製作の田中友幸に「こんなもの前から東宝は、作ってますよ。同じものができます。」と言った割には「スター・ウォーズ」の特撮レベルにも達しないと言うところが面白い。そういう点では「宇宙からのメッセージ」のほうが映画的な読解力があったと見るべきでしょう。昔TSUTAYAでレンタルDVDを借りた時に睦五郎によるオーディオコメンタリーがあったんですけれどもこれが全く役に立たないオーディオコメンタリーで爆笑するしかない。この時のことを何も覚えていないということがメインのオーディオコメンタリーは初めて聞いた。音楽は津島利章で「仁義なき戦い」の曲で有名な人なんですが宇宙的な広がりは全くなかったなぁ。
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