三四郎

男の償ひ 前篇の三四郎のレビュー・感想・評価

男の償ひ 前篇(1937年製作の映画)
3.0
メロドラマはすれ違いと度重なる不幸、度々流れる主題歌。ただ大船調メロドラマの良さは、度重なる不幸の中にも救いがあり、どん底に突き落とさないところ。

なぜ幼馴染の桑野通子をもっと大事にしないんだ!
田中絹代の愚かさには観ていて腹が立ったが、こういうバカな新妻役を演じるのに適しているのは、田中絹代かなぁ。川崎弘子だったら、同情できたかもしれない。
しかし、それにしても後編はなかなかシビアで…不幸続き。
そして気が狂った田中絹代が精神病院にいるなど、全く考えつかない結末だった。
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