「愛染かつら」で野村浩将監督の名声を挙げた前年作らしい、吉屋信子原作の家族制度の悲劇を扱ったメロドラマ。親類で幼馴染の桑野通子の見合いの当て擦りに、田中絹代からのプロポーズで進んだ縁談を打算的に受け…
>>続きを読む脚色に野田高梧の名前が。
この前見た「彼岸花」では、主演の2人が中年夫婦役だったけど、この時代だとまだ若い。
後年、小津映画で、モラハラ昭和のおじさん役を演じる佐分利信のメガネ姿が中々素敵だった…
タイトル通り前後篇からなるモノクロ映画
主演田中絹代、助演佐分利信、桑野通子
【あらすじ】
佐分利信は考古学者をやっており、発掘調査のため訪れた伊豆の旅館でその娘である田中絹代に気に入られます
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メロドラマはすれ違いと度重なる不幸、度々流れる主題歌。ただ大船調メロドラマの良さは、度重なる不幸の中にも救いがあり、どん底に突き落とさないところ。
なぜ幼馴染の桑野通子をもっと大事にしないんだ!
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