『マトリックス』シリーズ3作目。ザイオンの人類(現実世界)と機械たちの戦いが尺の多くを占めてて、CGやアクションは現代のそれに引けを取らないくらい見応え抜群。しかしマトリックス内での戦闘は終盤にネオとスミスがドラゴンボールをした程度なのでシリーズの集大成としては必要だけど『マトリックス』らしさが無くなってしまって残念。設定の都合上壮大な世界観の風呂敷を畳むには三部作をかけて描くしかない、避けられない運命にしても、個人的には1作目の適度なシンプルさとのめり込みやすい大筋の方が好きだった。初期から明言されていたマシンシティの空の上の太陽と結末の日の出が美しい。
このエンディングからあえて18年経った現在にて続編を制作した意味にも着目しながら最新作『マトリックス レザレクションズ』を鑑賞したい。
