ぎー

RENT/レントのぎーのレビュー・感想・評価

RENT/レント(2005年製作の映画)
2.0
「今この時が全てなのよ。」
クリス・コロンバス特集4作品目。
久しぶりにこんなにハマらない映画を見た気がする。
『アンドリュー』を最後に見る予定なので決めつけられないけど、クリス・コロンバスはやっぱりコメディを撮った方が良いんじゃないかな。
全然感情移入できなかったし、沢山のつなぎ合わされたMVを見ているような気分になった。
しかもどの曲もそこまでパッとしなかったな。

家賃は払いなよ。
皆がエイズに負けずに前を向いて生きている姿には心を動かされた。
でも、抗議集会とかは何を言いたいのか全くよくわからなかった。
カフェのお祝いの歌も歌詞が意味不明だった。
芸術的なのかもしれないけど、だとしたら僕はターゲットになってないんだと思う。
モーリーンとジョアンヌが婚約パーティーですぐに別れてるのとか、理解に苦しむ。
ロジャーが人生を賭けて作った曲もそんなでもなかった。

結局登場人物が全て。
ユダヤ人映画監督のマーク、HIV患者のミュージシャンロジャー、HIV患者でヘロイン中毒のストリッパーミミ、HIV患者でアナキストでバイセクシャルのコリンズ、HIV患者でバイセクシャルのエンジェル、バイセクシャルのアーティストモーリーン、レズの弁護士ジョアンヌ。
言い方は悪いけど、とにかく終始マイノリティの立場からメッセージを発信してたっていう印象。
個人的には現代では既に彼らの厳しい現状や彼らを勇気づけるような素晴らしい映画は数々あって、この映画はあまりにも説教くさくって心に響かなかった。

1番印象に残っているシーンは、オープニング。
seaons of loveが1番好きだったし、唯一強く印象に残った曲だったな。
この曲は文句なしに名曲だと思う。
ぎー

ぎー