スワヒリ亭こゆう

グロリアのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

グロリア(1980年製作の映画)
1.5
ヴェネツィア映画祭で金獅子賞を受賞した作品でレオンの原型などと言われているらしいのですが、全く話にならないくらい退屈な作品でした。
レオンに似てるのは設定だけですよね。

組織を裏切った親父のせいで一家全員が殺されそうになるところを、たまたま一家の部屋に訪れた母親の友人のグロリアが母親から息子フィルをん託されるんです。
一家が組織に惨殺される中、グロリアとフィルは危機一髪、脱出に成功するが二人は組織に命を狙われてしまう。
二人は組織から逃げ隠れるうちに、他人のような親子のような友達のような恋人のような奇妙な絆が生まれていく。
そんな二人に組織が・・・

あらすじは似てますが、役者が違いすぎますよ。
とにかく子役の男の子が酷かった・・・
この男の子、ほとんど棒立ちですよ。最近の子役がいかに演技が上手かが分かりますね。
髪型や服装も何とかならなかったんでしょうか?
恐らく天然パーマだと思いますがアフロヘアーに見えてしまい、親が殺されてんのに見た目がファンキー過ぎでしょ!!

それと一番、気に入らないのが話のスケールが小さい所ですね。
組織に追われてる割には、全然遠くに逃げないですね。
画変りが無いんですよ。
途中で駅も空港も見張られてるというセリフがありましたが大分、話が進んでからでした。八方塞がりになってるんだとしたら、序盤にまず見せておかないとダメです。
また敵も間抜けでしたね。
主人公のグロリアなんておばちゃんですよ。やられまくりじゃないですか。おばちゃんに銃を取り上げられる組織って何なんでしょう?

とにかく雑な映画でした。