１９８２年につくられた山田洋次監督・原作作品。シリーズ２９作目。葵祭でにぎわう京都で寅さんが鼻緒を直してあげた老人は人間国宝の陶芸家で彼の家には美しいがしかし陰のあるマドンナがいて……。
いま寅さんの研究書みたいな本を読んでますが、そのなかで寅さんを知らないであろう大学生３００人に寅さんを見せて感想を書かせるというのがあって、その視聴タイトルがこの２９作目でした。
いしだあゆみさん色が強い！ 陰が濃い。また１時間近くとらやが出てこないってのも初めてじゃね？ そして寅さんタジタジの巻というねぇ。寅さん愛を受け入れることできないんだわな。が、ね、権力に阿らないところは強い。人間国宝を「爺さん」呼ばわりだもん。あたしもできればそういう人間でありたい。
