バッシー

ラブ・レターのバッシーのレビュー・感想・評価

ラブ・レター(1998年製作の映画)
3.7
浅田次郎が原作。

昔、漫画化(ながやす巧)されたのを読んだ記憶がある。元々、鉄道員(ぽっぽや)という短編集に収録されている短い話だった筈なので、かなり映画用に脚色されている。

就労目的の中国人女性との偽装結婚。
その背景や生態について思案させられる題材。

後半からの展開が話の肝で、かなり感傷的でクサい演出なのだが、遺書のようなラブレターは確かに泣けるし、直後の中井貴一と倍賞美津子の激しい諍いは感情移入させられた。