neroli

孔雀夫人のneroliのレビュー・感想・評価

孔雀夫人(1936年製作の映画)
4.2
■夫の定年退職後、あるある夫婦、笑■
 
 
本作の主人公サムは、20年来自動車製造に従事し、巨万の富を得た。
一人娘のエミリーも結婚した為、自動車会社を売却し、妻と欧州旅行に出るという設定。
 

なんだか日本で言う「夫の定年退職後の夫婦関係」に似ている感じで面白かった。
 
 
夫は今まで仕事に目を向け、妻は家庭や子育て、その他のことに目を向けていたので釣り合いが取れていた。
 
しかし、いざ夫の仕事がなくなり、子供が巣立ち、新婚夫婦のように過ごそうとしてもうまくはいかない、笑
 
20年以上の年月は、二人の関係を変えてしまったのである。
 
 
日本でも夫の定年退職後に離婚ということがあるが、まさにそのケースに似ていると思った、笑
 
 
 
 
■「年の差夫婦」あるある!?笑■

 
設定では、夫婦の年はそれ程離れていないのか?
または、妻が精神的に若いのか?
 
いわゆる「年の差夫婦」のあるあるに見えて面白い、笑
 
夫は長年の仕事の疲れを癒すべく欧州旅行を楽しみたい、いわゆる定年後夫の典型みたいな印象。
 
妻は歳をとっているのかもしれないが、まだまだエネルギーに溢れていて、遊びたい盛り、笑
 
まるで「年の差夫婦」のようである。
 
このような二人が欧州旅行先で、やりたいことが一致するはずがない。
 
 
最後は、ハッピーエンドという設定であるが、おそらく今後も同じようなことを繰り返すことが予測される。
 
夫サムは、遊びたい盛りの妻をずっと愛するのであろう〜♡笑♡
 
 
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