ブシェミが初監督、初脚本、主演のロマンスもの。
ブシェミが消防士時代、コメディもやっていたこともあってか、たわいもない会話にふっと笑えるところが多々ある。
それでも前半の、主人公のダメ人間っぷりを見せつけるシークエンスは、微妙に長く感じた。
中盤に差し掛かり、ヒロイン役のクロエが登場してからは、テンポや転がりが良くなっていく。
そして何より、瞬きする間も惜しいほど、クロエが魅力的でよく映えるのだ。
ちょろっと出るサミュエル・ジャクソンも若くて格好良くてにやにや。
最後はもうちょっと何か欲しかったが、なかなか楽しめたブシェミ流の純白な恋愛。