このレビューはネタバレを含みます
六子と孝太郎のロマンスよいな…。女たらしなのか、愛なのか。
緑沼アキラは淳之介だったのか…。燃やさなくても…。大切な才能が。
縁を切ってる竜之介の父親は実は息子の小説を読んでいた。小説家のような厳しい世界は背水の陣で望まないといけないから勘当したふりをしていた。
「発想が豊か、さすがだ」
「長い連載だが、飽きが来ない」
息子の雑誌の連載ページにコメント付きの付箋。
孝太郎は真面目だった。みんなが上を向いて生活する中、目の前の人に向き合う幸せ。
「六を幸せにしなかったら、俺はお前を殺すぞ」
「社長さんと奥さんは私の東京の両親です」
小説をやりたいと心から言わせるための竜之介の小芝居。不器用な見送りの仕方。
シリーズの集大成といっていい、愛を感じられる映画。3作目が一番好きかも。夕日を見たくなる。
ベタだけど、美しいベタ。
ベタの中にもコピペ的な思考停止ベタと、丁寧に大衆を思った最大幸福ベタがある。