深獣九

地獄の門の深獣九のレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.0
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なんというか、風情があっていいよね。

目から血をダラダラ流したり
腐肉とミミズを顔に塗りたくられたり
口から内蔵げろげろーって出したり
脳みそ頭蓋骨ごと鷲掴みにしたり
顔にぶっといドリルが貫通したり
蛆虫ストームのち蛆虫絨毯だったり
え? 続くの? な終わり方だったり

これはフルチ監督独特な手法なのか、やたら目をクローズアップする。物語のヒント的な物にもカメラがぐっと寄る。そんで「ドヤッ」って言ってる。かわいい。

よみがえりの顔はぐちゃぐちゃなのに、目だけきれいっていうのもこだわりだよね、きっと。

舞台がダンウィッチということは、ラヴクラフトオマージュでもあるのかな。アメリカが舞台なのに全編イタリア語っていうのもすごい。

フルチのやりたい放題が愛おしい作品です。
深獣九

深獣九