せ

地獄の門のせのレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.5
  【On the Way to the Fulcist②】

☆ CITY OF THE LIVING DEAD(地獄の門)

蛆虫の雨!
後頭部むしり取りゾンビ!
頭貫通ドリル!
神父、貴方に見つめられると、
口から臓器全部流れ出ちゃう!

このジャケが前から可愛い!と思ってて。
ついに観れた✌️

とても良かった....いままで観てきたフルチ作品の中で最もインパクトがあり楽しめた。
わたくし虫が無理なので蛆虫の雨のシーンは画面から目を逸らし、チャイティーを片手に遠く、遠くを眺めました。映像はギリ視野に入れて。

地獄の門が開き、あちらとこちらの境界線がなくなったのよ!ていう話だろうね。知らんけど。

死者が蔓延る街となり、過去に自殺した神父がたまに人間の前に現れては見つめてきて目から血、口からは臓器を溢れさせて消えていく。
暇つぶし?

あと、魔女狩りがあった町と自殺神父のつながりがイマイチわかりませんでした笑

珍しいのか分かりませんが変なセックスシーンはなく観やすかった。いや気持ち悪い描写は多いので観やすくはないけど笑

前半はこれあまりゾンビゾンビしてないな〜ちょいがっかりかもと思ってましたが後半になるとゾロゾロと増えてゆく。

アンタ、これがフルチやで。
と言われた気がする。フルチに。

フルチのゾンビは、そうか。
背後からゆっくり近づいて人間の頭皮を掴み、脳みそが溢れでるまで強く頭蓋骨を崩して剥がすのですね。女性ゾンビあの手法を好む傾向にあったけどあれはフルチの好み?
大親友の彼女の連れ?美味しいパスタ作る家庭的な女ではなく、ゾンビになったら後頭部剥がす女がタイプの俺?一目惚れ?

正直なところあまり人物も把握しきれない作りで、話の繋ぎ方や終わり方にもツッコミどころも多く雑な感じ。古く安い恐怖演出もありで笑ってしまったシーンも多かった。

だけど印象に残るグロテスクなシーンはところどころあるので目が覚める笑!

ぐちゃぐちゃの姿でゆっくり近寄り、ちゃんと暴力的な心をお持ちのゾンビがたっぷりの後半はゾンビ好きとしてはたまりませんでした。ボブはなんだったん?ゾンビかと思ってたけど笑

なんとなく終始「ファンタズム」という超絶意味不明なホラー映画を彷彿とさせるものがありましたね。神父とか笑

こうして地獄への門を通れたので、遂にフルチストへの道がひらけた感覚があります。
すごい良かったフルチゾンビ..
せ