深獣九

ビヨンドの深獣九のレビュー・感想・評価

ビヨンド(1980年製作の映画)
3.0
フルチって難しい。
いや、難しく考えちゃいけないのかな。

ストーリーは古いホテルの因縁にまつわる怪奇譚、だと思う。呪いというか地獄の門の影響を受けて、死体が蘇り人々を襲う。フルチ流の血ぃドバドバや口からゲロゲロがふんだんに盛り込まれた、マニア垂涎の逸品だ。
現実と妄想が入り乱れ、観る者を悪夢へと誘う。ラストは……あのラストはいったい……聖書や神話がモチーフになっているのだろうか……。やっぱ難しい。専門家の研究結果が待たれる。

生きたまま釘で磔にされたり、後頭部から釘で刺されて目玉飛び出たり(フルチ目玉好き)、口からなんかドロドロ出したり(フルチドロゲロ好き)、お約束は健在で楽しめた。

ラストのあれ、コスタンスキ監督『ザ・ヴォイド』でパク……オマージュしてるよね?

犬は生きてませんでした。
深獣九

深獣九