McQ

ビヨンドのMcQのレビュー・感想・評価

ビヨンド(1980年製作の映画)
3.8
亀の産卵の如くボコボコくり抜かれる目玉(卵)、ゆっくりじわじわ引き千切られる皮、顔面にぶっかけられる大量の硫酸、、餌食となる者達は監督の〝調理〟を只々無抵抗に待つ事しか出来ないのか、、!笑

冒頭のセピアの配色がめっちゃタイプ。その後カラーに切り替わってしまうのがなんだか勿体ない。(テンションガタ落ち、、)

魔女とは関係ないが、どことなくフルチ版「サスペリア」(三作目辺り、、)みたいな印象を受けた。皮が引き千切られて〝赤い〟血が溢れ出る描写、残虐描写のクオリティーの高さはならではの味である。このじっくりジワジワ感は堪らない。

グロに関しては「サンゲリア」より控えめであるが、ハイウェイのど真ん中に突如現れる盲目の女の絵面やピアノ曲、立ち去る女を何度もリピートで見せる演出など、他の監督作には無い(多分)〝屋敷ホラー〟的な雰囲気を醸し出していた。(雰囲気だけなら今のところ一番好きかも、、)

音楽センスは言わずもがな痺れた。盲目の女を始め役者陣のキャラクターも不気味で味があるし、特に〝少女〟の恐怖にぷるぷる震える演技はツボだった。

後半はテンション低めのサンゲリア状態、、(至近距離だと何故か銃の命中率が下がる!笑)
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